日本共産党大分市議団

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釘宮磐大分市長が3月28日(火)行ったフェロシルト問題の会見資料をご紹介します。

1.フェロシルト廃棄物への対応について

 石原産業(株)からフェロシルト廃棄物15万トンを市内の管理型最終処分場で埋立処分したいとの事前協議がありましたが、下記の理由により、本市管内への搬入並びに埋立処分をお断りすることとし、本日、先方へ通知しました。

1 搬入を断る理由

(1)本市では、「大分市産業廃棄物処理施設等に関する指導要綱」により、県外からの埋立を目的とした産業廃棄物の搬入は認めないことにしていること。

(2)フェロシルト廃棄物については未だその性状が明らかでなく、また当該廃棄物が、将来にわたり、産業廃棄物の処理施設並びに周辺地域の生活環境に及ぼす影響の有無についても明確でないこと。
そのため、市民の安全・安心の確保を第一に考える本市の責任が果たせないおそれがあること。

(3)フェロシルト廃棄物の発生原因は明確であり、まずは当事者が当事者の責任と負担において適正処理に必要な対策を検討し、実施するのが先決であり、他県で埋立処分を行おうとするのは安易にすぎること。

2 経緯

 本年2月15日に、「大分市産業廃棄物処理施設等に関する指導要綱」に基づき、石原産業(株)から、市内の管理型最終処分業者を介して、フェロシルト廃棄物の搬入協議書が提出されました。
 これによりますと、3月末までに5,000トンを搬入したいとのことでありましたが、4月以降も含めますと、全体で15万トンを搬入したいとの意向でした。
 フェロシルト廃棄物については、六価クロムの濃度や廃棄物の性状に関する情報が十分でないため、必要な情報の提供を求めるとともに、本市独自に調査もした上で、これまで得られた情報等を元に、慎重に検討のうえ、総合的に判断したものであります。

【清掃管理課 内線1525】

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