巨大給食センター建設事業の再考を求める申し入れ

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大分市教育長 秦政博殿

2006年4月14日

日本共産党中部地区委員会
        委員長 河 野 武 男

日本共産党大分市議団
        団 長 大久保 八 太

 学校給食は、教育の一環であり、学校給食法には「児童及び生徒の心身の健全な発達に資し、かつ、国民の食生活の改善に寄与するものであること・・・もって学校給食の普及充実を図ること」と目標が掲げられています。
平成14年5月に大分市が策定をした「大分市学校給食基本方針」の理念と目標にも、「教育の一環として『望ましい食習慣の形成』『よりきめ細かな食事の提供』を基本理念とし、大分市の学校給食が『安心・安全・あたたかい』給食を提供する・・」としています。
 今回、3月市議会に提案をされ予算化された巨大給食センター建設事業は「大分市学校給食基本方針」の理念と目標に合致するものでしょうか。「行政改革」の掛け声のもと、教育的観点を忘れ、効率性を優先した産物と指摘せざるをえません。
 学校給食は、なによりも子ども達のものであるにもかかわらず、巨大給食センターの方針については関係する地域・学校への説明、納得と合意を得たうえで市議会に提案されたものでもありません。釘宮市政の掲げる市民への「情報公開・説明責任」とも相容れないと考えます。
巨大給食センター方式は、大量一括調理のため、加工食品が多用されやすいこと。食中毒の集団化などの懸念があります。
 わが党議員団は、学校給食は、教育の一環であることはもちろんのこと、食育の観点・地産地消の観点からも、自校方式が望ましいと考えています。
 よって、下記事項につき申し入れいたします。

1 巨大給食センター方式について、用地購入などの手続きを進めることなく、関係する
  地域・保護者・子どもに説明会を開き、情報公開・説明責任を果たすこと。

2 学校給食法や大分市学校給食基本方針の精神から巨大給食センター方式は再考
し、現行範囲での建て替え、とりくみとすること。

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