大久保 八太

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経済常任委員会の視察だより

経済常任委員会視察団一行

 去る5月10日から12日まで、経済常任委員会で愛知県安城市と、北海道旭川市へ視察に行きました。
 旭川市では旭山動物園を視察しました。

 旭山動物園は、マスコミにもたびたび登場する話題の動物園です。1967年に開園しましたが、一時は年間入場者数が26万人にまで落ち込み、廃園の危機を迎えたこともあったそうです。
 それが、動物園関係者の不断の努力と、市民の後押しによって、最近では年間入場者数が200万人を突破し、東京の上野動物園を抜いて日本一になり、大変な賑わいをみせています。

 その要因の一つには、市職員が各動物の習性などを深く研究、学習して、従来の常識にとらわれない新しい動物園象を模索したことがあげられます。その成果は、「行動展示」「生態展示」という動物園の見せ方に生かされました。これは単に珍しい動物を見せるということではなく、ありふれた動物であっても、その動物のもっとも特徴的な習性が観察できるような展示方法を独自に開発することで実現しました。
 また、市民のみなさんの動物園を存続させようという、熱心な運動を見逃すことはできません。動物園の運営に「勝手連」的に市民ボランティアが参加したことや、動物のエサについては、市民が格安で提供するなどの協力があり、そうした熱意が実った成果だと思います。

 高崎山自然動物園に生かす必要があると痛感しました。

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旭山動物園(HPより)