暖流

リレーエッセイ

 オリンピシクが開催された。選手たちのすばらしいアピールに一喜一憂し、メダルを獲得して涙する姿に感動する。そんな思いをした人が沢山いることだろう。

 私もそのひとりなのだが、我が家は小学生の長男が一番熱心で、競技の内容はもちろん、出場国に興味がわくらしく地球儀を脇に置きながらの観戦である。

 オリンピックは勝敗を決める場なので、各国の闘いの場でもあるわけだが、この「平和な闘い」を世界中でどのくらいの人が見つめているのだろうか?

 我が家のように子どもも見ていれば、世界中の様々な立場の人たちが「勝った国」も「負けた国も同じように感動し、相手の国に拍手を贈っているのだと思う。

 地球儀を片手に、いろんな国の歴史や風土にに思いを馳せている子どもを見ながら、「平和の祭典」が終わっても世界の人々がその思いを忘れないで欲しいと願わずにはいられない。

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