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第4回定例会(12月議会)斉藤由美子議員の反対討論
反対討論する斉藤由美子議員
2019年12月13日
 12月13日(金)議会最終日、日本共産党大分市議団を代表して斉藤由美子議員が行った、各委員長報告に対する反対討論は次のとおりです。

 日本共産党の斉藤由美子です。私は日本共産党議員団を代表して、各常任委員長報告に対する、反対討論を行います。

 はじめに、議第98号 令和元年度大分市一般会計補正予算(第3号)についてです。

 今回の補正額は、34億9千500万円で、私立保育所等給付費、障害者介護・訓練等給付費の増額予算などには賛同いたします。

 しかし、◇4款3項 清掃費・9目、新環境センター整備用地取得事業の25億8,800万円、新環境センター環境影響評価業務委託料の2億1,400万円を上限とした債務負担行為の設定については賛成できません。

 新環境センターの整備については、住民の同意を得られるよう丁寧に説明するとしていますが、いまはまだ途中段階です。まずは、地元住民をはじめとする関係者の納得と合意が最優先されるべきであり、強引な決定は許されません。

 また、建設予定地の6市で、決定に関する覚書を交わしたとされますが、他市の議員に確認したところ十分な説明はされていません。
 他市の議会や市民の合意形成ができているのか不明確であり、拙速な進め方は容認できません。

次に、◇7款商工費1項商工費・2目商工業振興費に、企業立地の促進に係る助成金として、3億7,371万9千円が追加計上されています。

 このうち、ソニーセミコンダクタ・マニュファクチャリング(株)の設備投資に伴う、総額5億円の助成金が含まれています。
 年間の助成限度額が2億円のため、令和2年度と3年度に分割して支出する見込みで、限度額3億円の債務負担行為として設定されています。
 また、県外から新規に移転する呼び込み型の支援助成金525万円が措置されています。

 12月補正により、令和元年度の企業立地推進事業の総額は、11億5,475万1千円となります。
 ソニーセミコンダクタ・マニュファクチャリング(株)は、約243億円を資本金とする大企業であり、令和元年3月末現在の利益剰余金、いわゆる内部留保金は、105憶円です。
資金力のある大企業への助成金や、情報通信関連産業の支援助成金には反対致します……(詳しくはこちら

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