小手川めぐみ
   ようこそ、小手川めぐみのホームページへ。
   5月からホームページ開設の準備を始めました。
   「自分のページのウリをなにかひとつ」
   とアドバイスを受けたので
   「私、日記を書きます」と即答。
   「写真があったほうがいいですよ」
   とのことなので、デジカメもってうろうろすることにしました。
   気軽に、楽しく更新していきます。よろしくおつきあいくださいね。
2005年12月25日(日)
クリスマスです!もちつきです!

 クリスマスにもちつきってなんかいいでしょ!!民主商工会青年部のもちつきに参加したのは昨年に続き2回目。自分の腕1本で、事業をきりもりしている青年たちは、個性的で豪快で頼もしい。いろいろな意見を聞かせていただく機会でもある。私も杵をにぎっておもちをついたが、子どもの頃、もちつきをしていたので「うまい!」とおほめのことばをいただいた。

 12月25日の夜は、この25年間ずっと、「児童養護施設わかば園」のクリスマス会で過ごす時間だった。今年9月に社会福祉法人の施設と統合され、新しい施設に子どもたちが移り、わかば園はなくなり、クリスマス会もなくなった。2005年の12月25日の夜は、ちょっと寂しい時間でもある。

2005年12月24日(土)
クリスマス・イブ……大掃除

 今日は、事務所の大掃除。事務所を利用して支部会議をしている、地元支部のみなさんが、計画をしてくれた。もちろん、私も参加。1時間ほどで、あっという間に終了した。
 その後「選挙でお世話になったので『ししなべ』をごちそうしたい」と前々から言ってくれていたSさんが、由布市の市議会議員である西郡さんと一緒に、おおきななべを抱えて来てくれた。Sさんは西郡さんの選対部長だった人である。
 みんなで、おいしい・おいしい昼ごはんとなった。

 今日の支部会議で障害をもつ子どもさんをかかえるSさんが、市から届いた書類をもってきた。「障害者自立支援法」の成立で、来年4月1日にむけて、利用者負担の金額を決めるための所得調査の書類だ。
 この法律が成立したため、例えば授産施設に行く場合、本人に所得がなくても、家族に一定の所得がある場合は「月額2万5千円」払わなければならない。
 Sさんは訴える。
 「授産施設は、障害者が働く場所。もらえる給料は5千円くらい。なんで、働く場所に通うのに、お金がいるん?市役所で働くのに、市の職員の人は、お金払いよんの?おかしいやろ!」
 みんなは、うんうんと聞き入る。

 「私たち親は自分たちが死んだ後の子どものことが一番心配。そんな親がもっと心配になることばっかり。こんなんじゃ、障害者はどこにも行けんなるよ。ひどい」
 「共産主義は財産を取り上げるって言う人がいるけど、自民党こそ私たちの財産をとりあげることばっかりしよんやん!!」
 「きれいな、耳障りのいい名前の法律つくったときは、中身はひどいんや!」

 Sさんの言葉は、ほとんどの障害者やそのご家族の方々の思いではなかろうか?

2005年12月20日(火)
森山直太朗コンサートへ

 この日森山直太朗のコンサートがあった。
 チケットは、11月11日、豊後大野市三重町の「エイトピアおおの」に朝5時から並んでゲットしていた。前から4列目の結構いい席だ。
 直太朗コンサートは、昨年7月13日に行ったのが初めてで、今回が2回目。とにかく「桜」の歌声にまいってしまっているため、ひょんなことからチケットを手に入れるために並んだ。

 「今のコンサートは、座って聴けんからなあ〜」としぶる夫と一緒に参加。実は私もじっくり落ち着いて聞きたいタイプなので(というか、年齢的にもう十分おばさんなのでしょう)、2人でしっかり最後まで座っていました。前回よりも、自然でじっくり聞かせてくれ、もっともっと好きになりました。メッセージソング「伝説」と「君は五番目の季節」が心に残りました。

 チケットを取るために暗いうちから、並んだことも、コンサートも、日常生活からまったく離れた時間をたまに過ごすことは、新鮮でいいですね。

2005年12月14日(水)
稙田行政センター

 今日で、委員会も終わり、明日が閉会日。今日は稙田行政センターを視察。子どもルームはとても広くつくられており、毎日150人を超える利用者だそうだ。「地域に子どもたちの居場所児童館を」と運動をしたのがちょうど2期目の時。児童館でないのは残念だが、子どもやお母さんの顔をみるとホントに運動して良かったと思う。大分市の計画ではあと2ヶ所だけれども、もっともっと必要な場所だろう。

 昨日の、委員会で舟平の産業廃棄物最終処分場の行政指導について、報告があった。ここは、大分市民の飲料水の水源地につくられた産廃場。1月1日野津原と合併後、指導権限が、大分県から、大分市に移って以降、厚生常任委員会では、毎回、執行部から報告があり、議論をしている。安定型の処分場なのに、処分場に入れてもいい廃棄物以外の、それも県外産廃が大量に捨てられている。水質検査・ボーリング調査・地元関係住民と市の担当課の話し合い・抜き打ちの展開検査・・・。議会がもとめたことや住民がやってほしいことは、どんどんやっている。私は、立場上、かなり厳しいことを言うが、正直、担当課の職員のがんばりは認めている。関係住民の方から「県が14年前から市のようにやってくれていたらこんなひどいことにはならんかったのに・・」という言葉が今の市の仕事ぶりを表しているだろう。

 それは、指導監査室にも言える。社会福祉法人の保育運営費の不正流用問題を昨年12月議会で取り上げて以降、ずっと調査してきたが、これまた、県から、指導監査権限が移ってきたもので、「室」になってから、不正な使い方をキャッチしている。膨大な資料をもとに、聞き取り・分析と粘り強く取り組み不正流用を突き止めている。

 「耐震強度偽造問題」は、本来なら「官」がやるべきことを「民」にまるなげしたことから始まっている。「建築確認を下ろすまでに官だと1ヶ月もかかるから、民間にすれば早い」との論理。たしかにどんなに遅くても民間だと2週間で下りるそうだ。その結果が今回の問題を生み出している。「営利を目的とする指定確認機関では、競争が激しくなったときに『安かろう、悪かろう』の『手抜き検査』になるおそれがある」と98年の法改正に反対したのは日本共産党だけだったことはご存知だろうか?
 「官から民へ」は、立ち止まって考えなきゃいけない問題をたくさんはらんでいることを知ってもらいたい。

2005年12月9日(金)
12月議会一般質問

 今日で、3日間の一般質問が終わりました。今回は25人が質問。
 毎日終わるのが4時半から5時に。1日中座っているとさすがに疲れる。

 来週月曜日から3日間は常任委員会。委員会でさらに深く議論を交わさなきゃならないこともいくつか抱えています。

 私は、7日の午後一般質問にたった。とりあげた2つの社会福祉法人の保育運営費の不正使用の問題は、合同新聞や朝日・読売などで報道された。

 もうひとつ再質問で追求したのは、保育所の待機児童のカウントのからくり。
 求職活動中を理由にした入所申請は「保育に欠ける子ども」とみなされ、待機児童にカウントしなければならないのに、大分市がこれをしなかった問題。

 これをきちんとカウントすると待機児童は4月が13人→93人。34人→126人へ大幅にアップ。4月1日現在で待機児童が50人を超えると待機児童解消のための保育計画をつくらなきゃならないんです。これをつくらないための人為的な過小評価。大問題です。

 10月31日に赤嶺衆議院議員と一緒にレクチャーを受けた厚生労働省の方の「求職活動中をすべてはずすカウントの仕方はおかしい」という言葉を紹介し、まともにカウントするよう求めました。

 「小手川さんの質問はなにが飛び出すかわからんからおもしろい。眠気がふっとぶ」ということばと「求職中の保育園入園の問題は小手川さんのいうとおりや」と何人かの議員さんから共感の言葉をいただきました。

 「保育園が決まってなければ仕事はみつからない。保育園に入れるのは仕事が決まっている人が優先順位が上」……という矛盾をそれぞれの議員さんの支援者の方々から聞くのでしょうね。
 安上がりでない、まともな子育て支援策をと望みます。認可保育園を増やすこと・認可外の保育施設の活用を強く要望しました。

 この、市議団のホームページのアクセスが1万を超えました。ありがとうございます。さらに充実のために、いま管理人さんと作戦をねっているところです。お楽しみに・・・。 私のページはあと少しで3千になります。どんな方がアクセスしてくださっているのかしら・・?

2005年12月6日(火)
障害者自立支援法のひどい実態
 一般質問が明日から始まります。今日は原稿の最終チェックのために、朝4時半から起きています。

 今回は、私にしてはめずらしく原稿が早く完成したため、質問を初日にしてもらうように議員団会議に提案し、今日11時からの質問順位決定の抽選会にのぞみます。

 今回の質問のメインは、平成15年度の社会福祉法人(保育園)の不正支出の問題。
 多くの法人の運営はきちんとおこなわれていると思いますが、残念ながら複数の法人の運営に問題があったこと。そして、それを、公表の基準のない過去のものだからという口実で、議会に報告もせずひたかくしにしてきたこと。

 ・・・どうやってわかったかって?
 一市民として、情報公開条例を使って開示請求をしたらわかりました! 今年、6月議会にはすでに1つの法人が5000万円を超える不正支出で行政処分を受けています。明日問題にする法人の分と合わせれば総額約9000万円の不正支出です。
すべて税金です。許されませんよね!

 質問順位を決める抽選が終わった後、12時から約30分間、トキハ前で障害者団体の方の宣伝行動に参加しました。
 「私たち障害があるというだけで 働くためにお金を払わなくてはならなくなりました」という「障害者自立支援法」のひどい実態を訴え署名・募金活動です。

 寒い寒い、ホントに寒い中でした。ビラを配りましたが、高齢者の方から「弱い人ばかりがいじめられますよねぇ」と言葉をかけていただきました。ビラをうけとってもらえるとぽっと心があたたかくなりますよね。
2005年12月1日(木)
さあ議会が始まりました!!あったまにきたぁ〜!

 12月議会が始まりました。本会議終了後、控え室で議案や予算の説明を受けます。今度の議案の説明で頭に来たのは、市民のために大分市が制定してきた独自の制度を、次々と廃止するための議案が出されることです。

 敬老年金がなくなったのは、記憶に新しいことですが、今度の議会には高校の奨学金、月額9000円贈与の制度をなくし、すべて貸与にしてしまう議案がだされました。この贈与の奨学金の制度は、以前は対象者が30人だったものを、私たちと新婦人や守る会の方の要求でやっと40人にまで拡大してきたもの。

 新たに、年度途中リストラや離婚で急激に収入が減った世帯への対応のために、10人の枠もつくらせ、市民から喜ばれてきた制度です。

「生活保護は受けずに子どもを育て上げたい」と昼も夜も働いている母子家庭の方にこの制度をおしえたら「助かった〜!」とホントに喜ばれていたのに・・。
「下の子どもにも・・・」と願っている彼女顔が浮かび、怒りでいっぱいになりました。

 また、大分市は来年4月機構改革を予定していますが、変なセクションはそのままの予定です。「男女共同参画推進室」がまたまた「文化国際課」のなかにおかれたままになるのです。なんで男女共同参画が文化国際課なんでしょう??ほんと、説明つかないのに・・。

 「人権・同和対策課」は福祉保健部の中です。なんで人権啓発する課が福祉保健部なんでしょうね。「人権対策課」にしてその課に「男女共同参画推進室」を入れれば簡単なのにね。わけわからん!!

 議会は言論の府です。声がだせない障害を抱えた方が議員になった場合、当然代理朗読が認められるはずですよね。ところが、岐阜県中津川市の日本共産党の市議会議員「小池公夫」さんは、それが認められず粘り強い闘いをしています。岐阜県の弁護士会からの是正勧告もでているのに議会運営委員会がそれを認めないとは・・。数日前に朝日新聞でも取り上げられていましたが、ホームページもあります。
アドレスはhttp://www.geocities.jp/chocoball1018/index.htmlです。

右の写真は大分市議会と小池議員のホームーページ。

2005年11月25日(金)
きたがわてつコンサート

 夜は芸術会館で開催された「愛と平和の宅急便・きたがわてつコンサート」へ。

 きたがわてつさんは愛と平和、友情と希望をテーマに、全国でコンサートをひらいてきたシンガーソングライターだ。たくさんのヒット曲があるが代表曲はなんといっても「日本国憲法前文」だろう。この歌はもう20年以上も歌い続けてきたという。
 そのきたがわさんの今回は30周年記念のコンサートだ。


 久々に歌い、楽しかった。大分弁で憲法9条の語りは抜群だった。また、選挙弾圧事件で被告となり闘っている大石忠昭さんを歌った「大きい石の歌」が傑作だった。

右の写真は、その大石さんが提供してくれたものです。

2005年11月25日(金)
予算要求書

 10時からの20分間、釘宮市長に対し日本共産党大分市議団の来年度の予算要求書の提出を行った。今回は重点項目にしぼっている。

 議員団の4人が、それぞれ自分の抱えている重点事項を口頭で市長に伝えるのが恒例となっている。私は毎回こどもの問題になってしまう。今回は大分市の保育所に入れない子どもたち(待機児童)を解消するよう要求した。

 この問題については、本来大分市は、待機児童解消のための手だてを講じる責任があるのに、「求職活動中父母の児童は、カウントしない」という姑息な手段で、待機児童の数を過小に国に報告していたのだ。基準通りに正確にカウントすれば、待機児童は100人をゆうに超し、規定に基づいて対策をとらなくてはならなくなる。

 私はこうしたからくりを指摘し、認可園を増やしたり認可外の保育施設を活用するよう求めた。

 それと、小中学校図書館の司書の問題である。例えば佐賀関には学校司書がいたが、合併によりそれも廃止されてしまった。私は実際に足を運んでみて、司書のいない学校図書館は死んでしまっていると感じている。せっかくの図書館を、司書を置くためのわずかな費用を惜しんで台無しにしてしまったのでは、かえって大きな無駄遣いになってしまうのではないか。司書の配置を強く求めたけれど・・・。さてさて・・・。

 実は9時半から急きょ総務部長にリサイクルプラザ入札の談合情報にかかわる申し入れを行った。最近、この手の情報が増えている。
 「木下市政に似てきた」と大久保団長がしきりにこぼす。私たちにはわからなくても、彼の長い議員生活でなにか感じることがあるのだろう。度々私たちが問題にすることは何らかのシグナルと受け止めてほしいものだ。

2005年11月23日(水)
後援会のみかん狩り

 今日は勤労感謝の日。絶好の行楽日和だ。津留後援会主催の「みかん狩り」で、安岐町の白石農園へ。

 白石徳明さんは、安岐町町議会議員。みかんをつくりながら議員をしている。とにかくおいしいみかんで、実は後援会でなんどもおじゃまをしている。今日は総勢25人。マイクロバスがいっぱいになった。

 新しく後援会の役員になった方のお知り合いの方などもいて、知らない顔も何人か・・・。みなさん底抜けに明るくバスの中でも笑いが絶えない。
 お昼はおにぎりと、現地でつくった豚汁。おいしい空気のなかで食べるごはんのおいしいこと!

 帰りは両子寺で紅葉に心洗われ、山香の産直のお店で少し財布を軽くして大分市へ。後援会の役員さん、準備・お世話をありがとうございました!

 途中、川崎市に住む元同僚から「結婚記念日おめでとう」のメールが入った。彼女は会費制で結婚式をあげた私たちの「結婚を祝う会」の実行委員をしてくれており、必ずメールや連絡がある。実は今日は23回目の結婚記念日でもありました。

2005年11月20日(日)
特攻平和会館

 今日は、知覧へ。特攻平和会館が全国的に知られるようになってまだ間がないが、とてもたくさんの方が訪れていた。ぜひ行きたいと思っていた町だ。
 実は22年前に52歳で亡くなった母が、3人の子どもを育て上げ、少しゆとりができてから、婦人会の方々と旅行した町。
 母から「知覧はよかった。特攻会館に行ってよかった。めぐみも絶対いつか行ったほうがいい」と何度も何度も聞いていた町。その当時はほとんど脚光を浴びていない町だったはず。

 特攻平和会館には、60年以上前の若者が書いた遺書が遺されている。特攻服の輝く笑顔が痛々しい。
 入り口フロアーには「月光の夏」のモデルになったフッペルピアノ(モデルそのものは鳥栖市に帰ったが姉妹品のピアノ)が展示され、出撃の前にピアノを弾きにきた2人の青年が使った楽譜が、持ち主の上野歌子さんから贈られていた。「月光を弾きて征きたる人もありと知覧の雲よ語れ」の歌も・・。

 「特攻の母」と呼ばれた鳥浜トメ資料館―ホタル館―にも行ったが、涙が出て仕方なかった。みんな目の周りをまっかにしてホタル館からでてきた。私は、「自由主義者だ」と書き置いた「上原良司さん」22歳の言葉が忘れられない。

 「・・・日本が自由独立するために喜んで命をささげます・・。」鳥浜さんは「日本は負けるよと言ったただ一人の人だった」と上原さんの思い出を語っている。

 この方々を含め、300万人を越える日本の人々、2000万人と言われるアジアの人々の命の上に今の日本があることを忘れてはならない。この方々が日本が再び武器をもって他の国に足を踏み出すことを願っているだろうか?

2005年11月19日(土)
30年前にタイムスリップ

 私は、京都で2年間の短大生として過ごした。福祉を学ぶ同級生は明るくて、元気で、いつも一生懸命の人がたくさんいた。そんな仲間たちが4年に1回集まるようになって、今回で4回目になった。大学のある京都だけではなくて、それぞれの出身地に集まっている。

 最初は大分・別府、そして京都・亀岡、広島・福山。今回は、鹿児島。
 8人集まったが、30年ぶりに会う友人も1人。顔をあわせると30年前にタイムスリップする。
 「全然かわってないねぇ!」とお互いに言っているが、はたから見るといいおばちゃんたちの集まりだろう。だって50年も生きてきたのだから!!

 短大時代の仲間で、私を含めて議員が4人いる。私以外は全員京都府。今回は亀岡市議会議員の苗村活代さん、仲間の間では通称「カメ」も参加。実はみんな通称で呼ぶため結婚した後の姓を知らなかったり、旧姓も覚えていなかったりだ。私は、平凡に「めぐ」だけど、「ケマ」と呼ばれつづけている人もいる。そういえばなんでケマなんだろう??

2005年11月18日(金)
後藤竜二さんの講演会

 今日は、楽しみにしていた児童文学者「後藤竜二」さんの講演会。
 ゴトウリュウジ??って思う方が多いでしょうね。

 私のわかば園の保育者時代──2人の息子を育てている時代──だから、もう15年も前になるだろうか。この頃私は「1ねん1くみ1ばんワル」という本が大好きで、園の子どもにも、わが子にも読み聞かせをしていた。その本の作者が後藤竜二さんである。

 この講演会があると知ったとき、この本が大好きだったわかば園で一緒に働いていた同僚の顔がぱっと浮かんだ。講演会に誘ったらとても喜んでくれて、今日は久々の再会となった。

 この、後藤竜二さんの最近のヒット作は、「12歳たちの伝説」。2年ほど前だったか、久しぶりに児童文学の本を買おうという気になったのがこの本だった。
 6年生の学級崩壊を扱った物語で、1〜5巻まで。読んだあと心がじわっとあったかくなる本である。
 当時は高校生の息子と2人と「ハリーポッター」に、はまっていたが、私には断然こっちのほうがよくって、「読んでみて」と勧めた。息子は「字がおおきいな」と言いながら受け取ったが、何日か後には「けっこうおもしろいな」との感想が返ってきた。

 講演会は、あっという間の1時間半だった。作品にはモデルになる実在の人物がいるとのこと。みんなまっとうに生きたいとおもっているのに、受験戦争のなかで思春期を過ごす子どもたちは、点数に追われ、一つ一つの物事を深く考える機会が奪われている。そんな子どもたちに人間を薄っぺらに見ることのない物語を書き続けたい……。
 思いをとつとつと語る後藤竜二さんの語りにこころを癒された時間だった。会場で「12歳たちの伝説」の5巻(完結編)を購入し、サインをいただいた。

2005年11月16日(水)
24回党大会決議案

 日本共産党は、来年1月に第24回党大会を開く。今日の「しんぶん赤旗」には、第5回中央委員会総会で決定された「大会決議案」が掲載されていた。
 「な、なが〜い!!」 ──でも、朝、いっきに最後の1章を残しただけで読んでしまった。(でかけなきゃいけなかったので)すべて読み終えるのには2時間半はかかろうか・・・。

 私にとっては、いっきに読ませる内容だった。感想は一言では書けないが、共産党員として、深く深く考えなければならないことがいくつか・・・。そして、行動しなきゃいけないこともはっきりしているなってカンジデス。

世界や日本の政治や社会の現状について書いてある部分は、党員以外の方にもぜひ読んでほしい内容ですね。特に世界の現状は、「アメリカ(ブッシュと言ったほうがいいかも・・)の窓」からではない目線でかかれてあるのでおもしろい。「へぇー!こんな見方があったのか」って思うかもしれないし、「いつも私が考えてたこととおんなじ」って共感する部分があるかも・・。決議案はインターネットでも見ることができます。(ココから)

2005年11月13日(日)
市政懇談会

 今日は、議員団主催の市政懇談会。30名をこえる方が参加して活発な意見が出された。10月から制度が変わった介護保険の問題。来年4月から介護保険料が30%値上げされるのではないかといわれているが、「介護保険をよくする会」の方々は保険料の引き上げをしないでほしい、利用料の減免制度の実施、保険料減免制度の基準緩和などを求めて署名活動を展開している。

 粘り強い運動に頭が下がる思い。現場のケアーマネージャーさんからも、御意見をいただいた。また、障害者自立支援法の成立に伴い障害者団体からも切実なご要望をいただいた。小学校のすぐそばに電波塔がつくられ(まだ電波は送られていない)子どもに電磁波が大きな影響をもたらすことを学んだみなさんが住民運動を始めていることも、その運動にかかわっている方から報告された。

 意見が集中したのは、資料として参加者の方々にお渡しした「平成17年度大分市行政評価に関する外部評価委員意見書」だ。針・きゅうの補助の見直し、障害者の福祉タクシーの補助の見直し、有料指定ごみ袋の導入など、批判が集中。
 ・・・市民のみなさんに早めに知っていただくことはとても大事だと改めて感じた。

 ご参加されたみなさん、ありがとうございました。いただいたご意見は議員団でしっかり受け止めて今後の議会活動に生かしていきますね。

2005年11月12日(土)
女性に対する暴力をなくす運動

 今日の午後、わさだタウンで、「女性に対する暴力をなくす運動」のアピール活動として、県や市の担当課の職員や女性団体の方と大分県が作成したパンフレットの配布をおこなった。昨年は、平日トキハデパートの前でやったけれど、今回は土曜日で若い人が多いわさだタウンだったのでカップルや若いご夫婦が多い。パンフレットの受け取りもとてもよく、よかったと思う。「来年はパークプレイスがいいですね」と県の担当者に言ったけれど。 DVのことを少しでも知らせるためにも今年も参加してよかったと思う。

2005年11月12日(土)
子供会の芋掘り

 今日は南津留の子ども会の芋掘りがあった。私が参加している「世代間交流サロンいちごの会」のメンバーは、子どもが芋掘りをしている間に「石垣もち」つくりで大忙しである。70代〜80代のお年寄りに昔ながらの「石垣もち」のつくりかた、コツを教えてもらいながらで、今回で2回目のチャレンジになった。

 レシピはあるにはあるけれど、
「砂糖はこげん入れんでもいい」
「いもは水にさらさんほうがおいしい」
 などと教わることが多い。

 大分名物の「だんご汁」(びっちょと言う)をつくるコツを教わったのもサロンのお年寄りからだ。月に1回サロンの集まりがあり、私たち40代から50代の女性が協力者として、お世話をすることになっている。しかし、反対に高齢者からいろいろ教わり、お世話されていることも多い。今日は、小学生が、芋掘りを終えた後、石垣もちを食べながら交流。つまり、小学生・そのお母さん世代・子育てが一段落した私たちの世代そして高齢者と多世代の交流の日となった。

2005年11月3日(木)
3日間の視察から帰ってきました!

 10月31日から昨日まで会派で視察に。
 31日は厚生労働省と総務省の関係のレクチャーで、赤嶺政賢衆議院議員と秘書の宮岸さんにとてもお世話になった。赤嶺さんの控え室の2つ隣が自民党の高市早苗議員の控え室。入り口には数人のマスコミ関係者。議員会館の入り口にもたくさんのマスコミ関係者。31日は小泉新閣僚の発表だったのであわただしかったようだ。

 議員会館ではたくさんの障害者の姿がみられた。障害者自立支援法の成立にあたって数名ずつ分かれて議員の控え室にあいさつにまわり、引き続き政省令決定にむけて運動を続けることなどを議員に伝えているようだった。今からがまた、たたかいだ。生きていくために。私もアンテナを高くして声をきちんと聞いて行政に反映する努力をしなければならない。

 レクチャーはとても実りあるものだった。保育所待機児童の問題とDV被害者の救済のこと、固定資産税の評価の仕方など…… しかし詳しい内容は、秘密。12月議会をお楽しみに。

 赤嶺議員の控え室に着いたのは11時前で赤嶺さんからは、暖かい包み込むような最高の笑顔で迎えていただいた。少し打ち合わせをして、衆院会館地下2階の食堂へ。健康増進法で、禁煙・分煙がすすんでいるのに、議員会館の食堂はいまだにすべてのテーブルの上に灰皿がおかれていたのには、驚きより、怒りがわいた。
 「法律をつくりあげた議員の足元から改善しなくてどうするの!!」

 1日は沼津市・2日は船橋市へ。それぞれ清掃行政と学校給食の問題で勉強をさせていただいた。

 今日は、「草伏村生さんとMくんを偲ぶ薬害エイズのつどい」に午後から参加。150人ほどの方々が参加をしていた。この会は今年で9回となる。来年は10回……
 ということは草伏さんが、M君が亡くなって10年になるということ。草伏さんとのおつきあいは、私の夫の方が深くて長かった。毎年年賀状が届いていたが、私の初めての市議選の年の年賀状には「応援します。がんばってください」と書かれてあった。その文字を今でも思い出す。私にとっては1年に1回、彼を偲びその生き方に学ぶ機会となっている。

 今回の、徳田靖之弁護士の特別講演「エイズを生きた子どもたち」。3人の子どもたちのお話はハンカチなしには聞けなかった。要請があればできるだけ学校にでかけて講演をしていらっしゃるとのことだが、多くの子どもたちにも、そして親たちにも聞いてもらいたいと思った。

 徳田弁護士は冒頭に「草伏さんと出会うことがなければ、私は時にはいいことはするけれど、平均的な弁護士として過ごしただろう」と言われた。しかし、草伏さんとの出会いで徳田先生のその後の弁護士としての生き方が変わったと同じように、徳田弁護士と出会ったことで生き方が変わった、若い弁護士さんや若者も多いのではなかろうか。

2005年10月31日(月)
西郡均さん、がんばって

 久しぶりの日記になった。普通は、だいたい夜書いているのだが、今日は早朝。現在5時前。10月20日の日記に書いたように、由布市の選挙にどっぷりと浸かっていたので、日記がお留守になってしまた。
 昨日は、多分疲れからくるものだと思うけれど、頭痛がひどく一日家の中に。大事な集会を2つもキャンセルしてしまった。残念。体調が悪いときは何をしてもあまりうまくいったためしがない。思い切って休むことも仕事と考えるようにしている。

 さて、私は「しんぶん赤旗」の家庭・くらし欄でずっと連載されている「葬儀考」を興味深く読んでいる。現在第四部に入り「墓と人生」にさしかかった。ちょうど由布市議選で忙しい頃、記事の中に例の「細木数子」が登場した。(私はなぜ彼女がTVでひっぱりだこなのか理解できないが・・・)

 彼女が「墓相ブーム」のときにどのように業者と結びついていたかなど、事実にもとづいて書かれてあり、忙しい中でも必ず目を通していた。
 29日には、「水子霊の仕掛け人」というタイトル。水子地蔵の供養の風習は江戸時代からあり「水子は人間の子と考えず、まだ神の子という考え方」で埋葬する民間の風習があったこと。だから、たたりなどとは無関係だったのに、70年代に入ってから「霊とたたり」の関係付けがされてきた・・・。
 その仕掛け人は?「しんぶん赤旗」をお読みくださいね!

 私は、スポーツ欄はどの新聞のも、流す程度でじっくり読むことがあまりないけど、「ゆれる高校野球」の連載は心待ちにしていて、必ず読んだ。連載は終わったがこれは切り抜きにして手元においておきたい連載だった。これについては、また今度書きますね。

 今日から3日間。会派の視察でしばらく大分を留守にします。また帰ったら日記を書きますね。・・・やっと地元紙の朝刊がきました。激戦のためか、新聞ではまだ3議席は決まっていないけれど、私が応援に入っていた挟間の「西郡均さん」は当選をしました!厳しい選挙よくぞ勝ち抜いたと思います。庄内の小野幹雄さんは、残念ながら、当選には届かなかったようです。西郡さんは、小野さんの分までがんばってもらわないと!

2005年10月20日(木)
「ばいじん公害をなくす会」のみなさんと

 10時から、「ばいじん公害をなくす会」のみなさんと環境部長へ「城東地区のばいじん被害についての調査を求める要請書」提出に同行する。ばいじん問題を取り上げてきた議員としては、当然の役割。大久保議員と堤栄三前県議も同席する。

 会の代表者や世話人の方々は、ホントによく調査や勉強をされている。大分気象台に行って、大気の流れが季節や時間によってどう変わってくるのかを調べている方、全国の新日鉄の工場やその他の工場のある地域の共産党の議員に連絡をし、情報を収集している方、住民運動の底力を見せ付けられる思いで頼もしい。しかし、彼らがここまで、徹底して取り組むのは、それだけ、ばいじん公害がひどいということでもある。市の担当部長の認識が、住民の方々ほどに至っていないことが問題だと思った。

 世界の新日鉄に、世界に誇れるばいじん対策を望むのは、住民として当たり前の権利でしょう。

2005年10月19日(水)
忙中忙あり?

 NHKの朝ドラ「風のハルカ」で改めて注目をあびている湯布院町と、挟間町、庄内町が合併して由布市になった。10月30日投票で合併選挙がおこなわれる。この選挙に、前挟間町議の西郡ひとしさんと、前庄内町議の小野みきおさんが挑戦するが、全市1区、定数26に38人も立候補を予定している難しい選挙である。

 「むりやり合併」なのでいろんな課題が吹き出し山積みになっている。複数議席で大いに2人には働いてもらいたいと思う。
──というわけで、連日、挟間通いが続いている。


 が、今日は午前中時間をとりたまっている生活相談や連絡・調査などを一気に片付けようと9時過ぎに控え室へ戻ってきた。するとそこに新たに3件の電話。重なるときは重なるものデス……。

 ちなみに、その3件を含め、私が抱えていた問題は、公共下水工事のトラブル・不登校の子どもさんの転校について・生活保護の申請に関連するもの・開発問題・市営住宅の入居のこと・交差点の安全対策などなど、書いてみるとバラエティにとんでいるなぁ。12時過ぎ、終了するとさすがに「ふぅ〜!」……でした。

2005年10月16日(日)
敬老会と健康まつり

 今日は津留地区(津留・舞鶴校区)の敬老会。17,500人の住民のうち70歳以上の高齢者は2,004人にも。今日の敬老会には、490人の方々が参加をされていた。
 津留幼稚園の園児のおどりやフラフープに拍手を送り、津留地区芸能協会の方のだしものを楽しんでいた。地域の知った顔もたくさん。

 お元気で年を重ねてほしいし、安心して老後を楽しんでほしいと思うが、それを許さないのが今の小泉政治。お年寄りが大事にされる日本であってほしいというのはすべての人々の願いではないかしら。やっぱり、あきらめずにがんばるのが私の仕事。

 今日の敬老会の出し物を見ると、津留小3年生の花笠おどり、おてもやんの踊りや太極拳、フランダンスなど、日本、中国、ハワイと国際色ゆたか。文化に国境はないですよね。

 昼前に席を立ち、平和市民公園で開かれている、大分県医療生協の「第20回健康まつり」へ。生協の班の方々のお店がたくさん並び、大盛況。あっちこっちのお店で買い物をしたかったけど、夫婦2人暮らしになると、そう食べるものもいらなくなる。声をかけられるが、今年はお断りすることも多かった。

 こども神楽に魅せられ、久しぶりにお会いした方も多かったし、楽しい時間を過ごした。

2005年10月14日(金)
高崎山のブルース

 9月28日の日記でオスざるブルースの子育てのこと書いたけれど、今日の大分合同新聞夕刊に、ブルースの子育ての記事が大きく載っていた。「母に負けぬ雄ザルの愛」とタイトルがつけられていたが、正直いって「高崎山だより」の記事の方が私にはおもしろかった。合同の記者さんに申し訳ないが。

 合同新聞にも週に1回くらい、高崎山の職員の書いたなにげない記事が載るとおもしろいかもしれない。囲みスペースがいいだろう。高崎山の職員が当たり前にやっていることや思っていることが一般の人には新鮮だったり、驚きだったりする・・・。

 以前、高崎山に地元の方と施設見学で行った時、仲間のけんかで大怪我をしたさるがいたが、治療はしないと聞いて驚いた。人間がかかわる一定の線があるようだった。だから、「高崎山自然動物園」なのだろう。

2005年10月14日(金)
選挙弾圧事件最終弁論の日

 さて、今日は、豊後高田市議会議員大石忠昭さんの選挙弾圧事件の裁判の最終弁論の日。朝9時に裁判所前で集会。傍聴券を求めて並んだのは120人ほど。私は抽選に当たったけれど、葬儀などが入り傍聴は断念。北九州から来られていた元衆議院議員の小沢和秋さんにお譲りする。
 5時からは、集会があり、こちらには参加できたが、丸一日の裁判はさすがにみなさん、疲れたらしくぐったり。昨日は豊後高田市で9府県94人が参加してのビラ配布や、97ヶ所での街頭宣伝などもやっているので、なおさらだろう。

 弁護団が泊り込みで最終弁論にむけての検討会を行ったこと、その最終弁論が284ページに及んだこと、等々、最終弁論の濃い内容の断片が集会で語られたことは、裁判の傍聴ができなかった私としては新鮮に受け止めることができた。右の写真は、その頼もしい弁護団のみなさん。

 この12年、選挙弾圧事件はなかったけれど、大石さんの事件を皮切りに、ビラ配布であちこちで弾圧事件が起きている。選挙の自由を勝ち取るためにも負けられない裁判だし、大石さんは選挙の自由を勝ち取るために選ばれた人なのかもしれない。本人やご家族はたいへんだけれど。判決は来年の1月12日。

2005年10月9日(日)
あれも書きたかったこと其の1

 久しぶりの日記になりました。なんとなく、なんとなくパソコンに向かう気になれず今日まで来ました。あれも書きたい、これも書きたいって思いながら、いざとなると筆がすすまない・・・ (この表現はかなり変かも)
 今、この10日間を振り返ると、総選挙の投票日の翌日からすぐ市議会が始まり、緊張に次ぐ緊張。そして、9月28日議会終了によって、少しずつ緊張の糸がとけて・・・
 今度は緊張とひきかえに精神的な疲労がおしよせてきていたようです。まあ、素人の診断ですが・・(笑い)

 そこで・・・!
 あれも書きたかったこと其の1
10月1日「障害者自立支援法案再提出NO!」緊急集会

「ただありふれたふつうの暮らしがしたいから」とタイトルがつけられていました。当初主催された方たちは「参加者はあまり多くない、150人くらいかなぁ」と思っていたらしいのですが予想に反して倍の300人をこえる参加だったそうです。やはり今回も車椅子にのった娘さんを連れたお母さんなど親子で参加されている方が多かった。(夫から「300人も参加しているように見えん写真やなあ」と言われましたが・・)

 この集会に参加して改めて教えられたこと

その1・
 障害者が生きるために必要な手助けにすべて1割の自己負担を求めることは、障害を持って生まれたことが自己責任であると言うにひとしい。先日、我が党の小池晃参議院議員の質問の中で小泉首相などは低所得者への配慮はしているといっているとさかんに言っていたけれどそれって違うと思う。

その2・
 「私たちぬきに私たちのことを決めないで」というのが世界の障害者のスローガン。今回の障害者自立支援法案は、まさに障害者自身の声を聞かずに決めようとしている。

その3・
 今度の制度は障害者を30年前に引き戻すこと。法をめぐってまた長い長いたたかいが必要。本当の意味での自立支援のために・・・。

 国会議員・県議の方々も何人も紹介されましたが、最初から最後まで参加されていたのは、民主党参議院議員の足立信也さんと共産党県議の加藤純子さんのお二人だけ。もちろん、議員バッチはないけれど前県議の堤栄三さんも熱心に耳をかたむけていました。

2005年10月9日(日)
あれも書きたかったこと其の2

 あれも書きたかったこと其の2
 10月6日(木)日本共産党市議団で新日鉄構内の視察(見学)に行ってきました。

 新日鉄はコークス炉を増設する計画がありますが、それに伴って排ガスやばいじん排出量が増えるため、既設炉の排ガス・ばいじん対策を強化するという説明を受けましたが・・・。
 水深30メートルの海岸は大分だけだそうです。外国から原料の鉄鉱石や石炭を大量に運んで来て、まず、大分で降ろし荷をかるくしてから、水深15メートルほどしかない他の工場の港に行くそうです。

 新日鉄にとっては絶対に手放したくない大分工場だし、大分でますます増産体制をとるでしょうね。やっぱり世界一の環境対策をしていただかなくてはなりませんね。「ばいじん公害をなくす会」という市民団体が1年前に誕生し、こつこつと運動を進めています。ご存知でしょうか? (http://www.geocities.jp/bjkgnksky_oita/)

  写真は新日鉄の入り口で前県議の堤栄三さんと日本共産党市議団4人で。

2005年9月28日(水)
高崎山だより

今日は、議会閉会日。 朝、控え室に入ると、机の上に、「高崎山だより」が置かれていた。「うみたまご」は盛況なのに、すぐそばにある「高崎山」は入場者が減り苦戦をしいられている。うみたまごと共通のチケットをつくったりなどの取り組みもしてほしいところだけど。

さて、「高崎山だより」・・・おもしろかった!! タイトルだけ並べてみると「サルの鳴き声がうまい高野係員」「相思相愛(?)のエミコ」特におもしろかったのは「パパは大変!?」子育てしないはずのオスざるのブルースが、迷子のこざるを自分の、出もしないおっぱいを吸わせ子育てしている話は、逸品でした。(続きがほしいな!) どの話も、さるが好きでたまらない職員が愛情あふれるまなざしで書いている。

そして、「高崎山だより」の表紙にはこんなことが書いてありました。引用しますね。
「生まれて間もないアカンボウが近づくと、どんな強いオトナのオスでも逃げて場所をゆずります。小さな頃は命にかかわることなので特別あつかいです。そのアカンボウも生まれて4・5ヶ月を過ぎる頃からだんだんとおこられるようになります。ベンツ(C群2位)のように近づいただけでつかまえて何メートル投げ飛ばすこわいおじさんもいます。ニホンザルの子どもたちは、しかられることで仲間のルールを身体でおぼえていきます」

久しぶりに高崎山に行って、さる寄せ場でベンツやブルースやエミコに会ってみたいなって思いました。

2005年9月25日(日)
相撲と受信料

 今日は相撲の千秋楽。ふだんはあまり見る機会のないスポーツだけど、今日は、夫が観ていたので、一緒に観てしまった。琴欧州と千代大海の一番と朝青龍と栃東の一番に見入ってしまった。

 勝負に集中している人の顔っていいですね。あっ、琴欧州勝つなって思ったし、朝青龍の勝ちだなって思ったら、その通りになった。久しぶりに面白い相撲を観た。 若貴兄弟が活躍している頃は結構見ていたけど。

 今日その貴乃花が、画面に度々映っていたけれど、きょときょと落ち着きがないのが気になった。子どものころ、一番人気は大鵬だった。相撲はぜんぜんわからなかったが大鵬と柏戸だけは知っていた。その大鵬が先日の赤旗(日刊紙)に登場し、柏戸との秘話を語っていたのには、驚いた。

 NHKを観ているから受信料はきっちり払っている。けれど、内部告発がなければ闇から闇に葬られていたであろう番組への政治介入問題のときに、受信料を払いたくないと本気で思った。受信料を法務局に供託しておこうかと夫と相談したくらいだ。

 20日に「新生プラン」をNHKは発表したけど、公正中立のスタンスは、あやしいし、視聴者には不払い対策として、法的手段に訴えるという。「なんかちがうんでないかい?」と言いたい。国営放送でもない、商業放送でもない、公共放送はどうあるべきなのかトップが理解していないのではないかしら。

 写真は、我が家の庭の柿。昨年は大豊作でしたが、今年はたった1個。

2005年9月23日(金)
一般質問と常任委員会

 21日に一般質問が終わり、22日から、常任委員会の審議が始まった。3日間連休をはさむので、常任委員会は今月27日まで続く。

 委員会審議は発言回数や時間の制限もないので、結構掘りさげて執行部と議論できる。執行部も質問通告がないだけに、何がとび出すかわからない。かって本会議より緊張するかもしれない……。議員もそうだが執行部も。

 私は、本会議で詰め切れなかったところを再度取り上げて見解を求めたり、いくつか気になることを要望したりする。今回は本会議で取り上げた介護保険制度の問題を改めて、委員会で問題にした。
 だって、6月議会で介護保険法の改悪について取り上げた福間議員の質問に部長は「一部の方には負担増となるかもしれないが、制度の存続のためにはしかたがない」と答弁したのだから。一部の方??! 自民・公明・民主の賛成した法改悪では、一部の方どころか、大部分の方の負担増になるのではなかったかしら。本会議でこのことを質そうとしたら、なんのかのと逃げられてしまい、委員会で再追求。執行部は苦い顔をしてましたけどね。

 大分市の実態についての数字を執行部から資料として提出してもらっています。ホームページ上で公開できればと思います。もし必要な方はご連絡ください。

一般質問のこと
 「ギネスに挑戦、全市いっせいごみひろい大作戦」のことを取り上げ、そのなかで、「私の住んでいる地域は新日鉄のばいじん公害のひどいところです。きれいな街づくりを重点施策にするのなら、空からふってくるごみをまずなくしてほしいという市民の声があります」と、新日鉄のばいじん問題についての市長の基本姿勢を質した。

 このくだりに入ると議場がざわめきはじめる。「ごみひろい大作戦」を評価するだけの質問だと思った訳ではないだろうに。日頃、市民代表だといっている新日鉄社員の議員からは「そこまで振るか!」と大きなヤジ。まさか、ごみひろい大作戦からばいじん問題が飛び出るとは思わなかったらしい。その苦り切った表情とヤジがなんとも言えずユーモラスで、思わずクスリと笑ってしまった。イケナイ・イケナイ。反省。反省。 ……

 この質問に市長の答弁は?と気になる方もいると思うが、市長に対する基本姿勢を問うているのに市長はついに答弁にたたなかった。かわりに環境部長が答弁する。くやしいのでわたしは「環境部長の市長さん」と皮肉を込めて呼びかけたら、場内は大爆笑になった。

 市長の基本姿勢についての質問は、
 「日本一きれいな街づくり運動の今後について」
 「ばいじんの問題」
 「市長がある認可外の保育園を訪問した写真がその園の園児募集の広告に使われていた問題」
 の3点。市議会は大分市の立法機関である。行政はここで決まったことを実行する機関だ。行政の長たる市長が答弁しないのはなぜだろうなあ???

2005年9月22日(木)
城東中学の体育祭

 今日も、日付がかわってパソコンの前に座った。
 15日以降何度か日記を書きかけたけど、どうしても集中できない。4千字を超える質問原稿を仕上げ、20日の質問日を控えていたからだろうか。書きたいことはたくさんあるのだけれども……

 17日の城東中学校の体育祭。短パンを、おしりの半分ぐらいまでずり下げている中学生たち。「城東ムカデ伝説」で「イチニ!イチニ!」と声と足をそろえて必死になっているのだ。また、競技で1位になった生徒が旗をもらいにいくと、なんとクラス全員で大喜びしている。
 マスコミで中学生の犯罪がたびたび話題になるので、いつの間にか中学生についての偏見ができてしまうが、目の前の体育祭での生徒たちは、本当に純真で生き生きしている。つい、「こどもっていろいろあってもかわいいなー」って思ってしまうのだ。

 非行にはしる中学生と、純真で無邪気な中学生。どちらが本当の中学生の姿のだろうかと考える。
 「犯罪で騒がれる中学生はほんの一部分で、大多数の中学生は真面目だよ」とは、よく大人たちが口にするセリフである。私もその意見に反対するものではないが、本当にそれだけだろうかとも考えてしまう。
 〈少数の悪い中学生〉、〈大多数の良い中学生〉という図式を機械的に当てはめると、「悪い」のは「少数」なのだから、その「少数」さえ排除すれば、「中学生はよい子ばかりになる」という発想に向かうのではないか。こんな発想は、もちろん間違っている。

 少年犯罪に対しては死刑を含めた厳罰で対処せよ、氏名や写真を公開せよという意見が最近多くなったような気がする。
 また、学校内で生徒たちが問題を起こすと、何のためらいもなく警察の出動を要請する中学校も多いようだ。
 これらのすべてを私は一律に否定しないが、排除の方向、厳罰化の方向だけで少年犯罪の問題が解決するとは思わない。

 やはり中学生は未熟なのだ。全体が「良い」生徒群と、全体が「悪い」生徒群の、二組の生徒群が存在するのではない。同じ生徒の中に「良い」と「悪い」が同居しているのだ。「良い」生徒の中にも「悪い」部分はあるだろうし、「悪い」と思われている生徒の中にも「良い」ところは必ずある。そして全体的にみれば生徒の「良い」部分は、「悪い」部分より、ずっと、ずっと多いのではないか。
 こう見ることが現実の中学生の姿に一番近いのではないか、と私は思う。

 良い、悪いが矛盾なく同居すること、それが未熟さの一つの形である。そして未熟であるからこそ、教育が必要なのだ。教育とは本来そんなものだろうと私は考える。体育祭のこどもたちに、そんなことを教えられた気がした。

2005年9月15日(木)
一般質問の日程

今回の一般質問は過去最多の28人。
大分市議会の一般質問の制度はかなり民主的だ。何人でも質問したい人が1時間の持ち枠で質問にたつことができる。もちろん、1時間使うのは私たち4人と、あと数人の議員だけだが。今年の市議戦後、質問に立つ人がとても増えた。いいことだと思う。議会は言論の府。黙って座っているだけというのは、いかがなものか。

質問通告の締め切りは午前11時。質問の順番は、くじで決める。くじ(写真のもの)は議会の備品になっている。会派の代表者があつまり、質問通告順にくじをひく。ここで、いったん順番が決まるが、それで決定ではない。それから調整が、始まる。「うちは1日目にかたまってしまったので2日目とかえてほしい」「いいですよ。じゃあ2日目の☆番とかえましょう」などのやり取りがしばらく続く。なんといっても一番人気は質問のトップバッター。1番をひくと、「おっやったね!」と声が上がる。今回は自民党が、引き当てた

2005年9月12日(月)
さあ、議会が始まりました

総選挙が終わり、議席をのばしたかったところだけど前回並みの9議席。小泉旋風にふきとばされず、ふみとどまりました。自民圧勝で恐ろしくもあるけれど、自民も民主もどっちも同じ路線を走る2つの政党の間で、議席がうごいただけではないかしら?・・と私は思う。小泉旋風のなかで日本共産党に1票を投じてくださった方に感謝・感謝です。
さて、あまり眠れないまま、議会が始まりました。今日は、8時から地元の交差点で堤栄三さんといつもの朝のあいさつ。そのまま市役所へ。
 議会直前にDV被害者の深刻な相談が。NPO法人の方につないで議場へ。3時まで、議案や補正予算の説明を受けながら、4人の議員とも頭を議会バージョンに急速にきりかえました。
DV被害の相談は対応をより慎重にしなければならない。実は私は以前にがい経験をしている。今日は、なんとかNPO法人の方の力もお借りしながらよりそっていけそうでほっとしている。